日々暑さが増して、夏が近づいていると感じさせてくれます。
今や日本各地で色んなフェスが催されていますが、個人的に一番夏を感じることができるのはSUMMER SONICだと思っています。
行きたくてもなかなか…という人もいるかもしれませんが、実はこのサマソニ、都市型ということもあり初心者でもかなり行きやすいんです。
しかし……しかしですよ!!
サマソニは参加しやすい反面、行きやすいからこそ甘くみて失敗したり、マナーが分からなくて怒られたり…という経験をする人が多くいるようです。
そこで今回は、初心者だからこそ大事なフェスの心がまえと、暑さ対策を含めた服装や持ち物について紹介したいと思います。
サマソニの準備や心がまえは他のフェスの基本にもなると思いますので、始めてサマソニに行く方はもちろん、ベテランさんもぜひ参考にしてみてください。
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初心者だからこそ!サマソニの準備が大事な3つの理由と心がまえ
今ではいくつものフェスに参戦してベテランぶっている私ですが、最初に経験した大型フェスがSUMMER SONICでした。
この経験が楽しすぎて、そのままずるずるとハマってしまったわけですが、中にはかなり苦い思い出や思い出したくない経験もあります。
いつまでも楽しいフェスが続いていくために、また、初めて参戦する皆さんにとって楽しい思い出がいっぱいになるために、準備や心がまえはとても重要なのです。
では、順番に紹介していきましょう。
心得その1:フェスは自分だけのものではない
以前のフェスは、コアな音楽ファンの祭典というイメージでしたが、色んな雑誌にも取り上げられてからかなり行きやすいものになりました。人が増えて嬉しい反面・・・。
残念ながらマナーの低下や事故が増えているようです。
メディアでは好き勝手やっているように見えますが、ベテランになるほどきちんと周りを見て準備をしています。そしてそんな人たちから見ると、自分しか見えていない初心者は一番危険です。
周りに脇目も振らず音楽に乗りまくって踊るのは楽しいですが、他のお客さんとのスペースにも気をつけましょう。
ちなみに好きなアーティストの出演を待って前の方で座って場所取りしている人など、本当に危ないです。
その時ステージをやっているアーティストにも失礼ですし、周りからも感じが悪いですからね…。「もしも自分だったらどう思うか?」というのを念頭に行動していきましょう。
会場内では一人のイレギュラーな行動が大きな事故をまねく原因となります。マナーを守ってこその楽しいフェス。事故が起これば運営側も規模の縮小や中止を余儀なくされることだってあります。
自分だけ楽しむのではなく、周りを気遣った服装や行動を心がけていきましょう。
心得その2:自分の面倒は自分で見る
まだ私が初心者だった時に、ベテランの人からよく言われたのは「自分の面倒を自分で見られない人はフェスに参加してはいけない」ということでした。
経験のない人にはなかなか想像できないかもしれませんが、フェスの会場は熱気で普段より暑いです。
そうです。
この熱気にやられる人がかな~り多いんですよね…。
熱中症や貧血などで、毎年注意を呼びかけているにもかかわらず、救護室はどのフェス飯の屋台よりも長蛇の列です。
実際私もはしゃぎすぎて、肺炎間近のひどい気管支炎になったことがありました。
その場で倒れてしまうと、ただでさえ具合が悪いのに、人に踏まれて怪我までする可能性もあります。また、周りの人にも迷惑をかけてしまいますよね。
自分の体のことは自分にしか分かりません。
しっかりした対策をするとともに、あまり無理をしないという心がまえが大切です。
心得その3:余裕を持った行動をする
タイムテーブルに沿って、ステージ間を移動するのが基本的なフェスの楽しみ方ですが、その移動は時間がかかります。
東京会場だと、マリンフィールドから幕張メッセ内のステージまで、徒歩で10~20分、入場規制がかかるような人気のあるアーティストのステージだと、会場から出るだけでも30分以上かかることもあります。
また、フェスでは不測の事態が起こる可能性があります。
走って移動することで周りに危険が及ぶこともあります。
事前にタイムテーブルを見ながら、何時から何時まではどこで何時になったら移動、見るアーティストがあまりいないこの時間に食事など、自分なりのスケジュールを整えておくとよいと思います。
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サマソニって何を着て行けばいいの?服装マナーもチェック!
準備や暑さ対策が大切なことや心がまえは分かっても、何をどうすれば良いのか戸惑ってしまいますよね。
実際フェスで準備するものは楽しみ方によっても変わってきますし、人それぞれ違ったりします。人が多い場所に積極的に行きたいタイプの人特に色々と注意が必要です。
服装について
結論から言いますと、
男女ともに、屋内外問わずTシャツ、ショートパンツ(ハーフパンツ)が良いです。
まず動きやすいですし、汗を吸ってくれます。
屋外ステージの前線だと放水でびしょ濡れになりますし、着替えが必須ですが、薄手のTシャツであれば荷物にならないですしね。
最近では速乾性のTシャツもありますので、それはかなり使えます。日焼けを防ぐスパッツやアンダーウェアなんかもあります。
また、気分を盛り上げるためにも、当日物販で買えるTシャツを着るのも良いです。
それから、屋内や夜は汗が冷えて寒くなる可能性があります。
なので薄手の羽織るものがあるとより一層良いと思います。
服装については、NGなものが多くありますので男女別に紹介したいと思います。
こんな服装はNG!男性編
上半身裸の男性をよく見かけますが前線ではNGです。
まず理由のひとつは怪我です。他人のバッグや時計やらにぶつかるとすり傷や切り傷ができます。「そんな傷くらい平気」と思われるかもしれませんが、前述した通りフェスは自分だけのものではありません。
他人の血がつくのははっきり言って気持ち悪いし迷惑になります。
そして、人にぶつかるということはつまり…。
汗でべたべたの体同士がくっつくことになりますよね。
それも不快に思う人が多いので、できれば何か着るようにしてください。
デニムもNGだと思います。
綿なので汗をよく吸ってはくれますが、乾きにくいことと、動きにくいのがネックです。汗を吸ったデニムってかなり重くなりますよ。それに、周りの人にも汗ぐっしょりのデニムを押し付けるのもなんだか迷惑な話です。
で!!!!
一番やめてほしいのがアクセサリーです。
おしゃれしてフェスに参加したい気持ちは分かりますが、シルバーやネックレスなどの指輪をつけている人、本当に危ないです。
自分では気を付けているつもりでも、周りに背の低い女性がいる場合など、思いっきり当ててしまう可能性があります。
同じように時計も注意が必要です。金属のものや、とがった部分があるものはやめましょう。
こんな服装はNG!女性編
キャミソール、チューブトップ、ビキニ…女性の服装は多様で可愛いものがたくさんありますし、せっかくのフェスなのでおしゃれしたい気持ちは分かります。
ですが、男性のところにも書いたとおり、露出が多いものは汗を吸わないので人に当たる場所にいる場合はおすすめしません。
他人にぶつかった拍子に脱げてしまう可能性もありますよね…。
もしどうしてもビキニを着たいのであれば、ステージ前にいるときは上にTシャツを着ておくのがベストだと思います。放水もあるのでちょうど良いです。
そして非常に残念なことなのですが…。
サマソニは毎年痴漢被害の報告が相次いでおり、年々その被害報告が増加しています。
そんな理由からも、露出の多いものはあまりお勧めしません。ワンピースを着たい人は丈に気を付けて下さい。
アクセサリーも注意です。特にヘアアクセサリーですが、金属のバレッタ、ヘアピンは他人にケガをさせてしまう可能性があります。
そして…。
次によく言われるのが髪型です。
高い位置でのポニーテールは迷惑だし危険です。肌に張り付いて気持ち悪いし、目に当たることだってあります。それと同様に高い位置でのお団子も危ないです。
一番良いのは、襟足あたりでまとめておくこと。そうすれば帽子をかぶることもできますからね。
可愛さより優先すべきことがありますので、マナーはしっかり守って下さい。
靴の選び方
履きなれたスニーカーがベストです。
できれば、ランニング用やハイキング用など、疲れにくいものが良いですね。簡易的な防水のあるトレッキングシューズなどは特にオススメです。
ビーチステージに行く人で、サンダルやクロックスを履いている人を見かけますが、危ないのでやめた方がいいと思います。脱げてしまった時に、蹴られてどこかへ行ってしまう可能性があります。
そして、人に足を踏まれるとかなり痛いです。最悪の場合もみくちゃになった時に足の爪が剥がれます。その場合自己責任です。
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そして女性で時々見かけるのですが…。
ヒールのある靴は凶器です。
踏まれて骨折したという人もいますし、自分も相当疲れると思います。やめましょう。
帽子の選びかた
熱中症予防に帽子は必須です。
つばが広すぎるものは邪魔になるのでやめましょう。撥水性があって、通気性の良いものがベストですので、ストローハットやアウトドア系ブランドのハット、キャップなどが良いと思います。
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バッグ
動きにくいし邪魔なので、大きなリュックや手さげ、ショルダーバッグはNGです。
物販で買ったものや、着替えなどで荷物がいっぱいになってしまう人はクロークに預けておきましょう。ベストなのは、アウトドア系のウエストポーチや、ベルトに通せるタイプのポーチです。
とにかくフェスでは荷物の軽量化を心がけましょう。
サマソニへの参加時に最低限必要な持ち物
ここまで服装の基本的なポイントを紹介していきましたが、次はオススメの持ち物などを紹介していきます。
正直小物ばかりですが、あるのと無いのとでは大違いです。ぜひ用意していきましょう。
タオル
汗を拭いたり、水で濡らしたり…タオルは予備も含めて持っておいた方が良いです。熱中症対策のためにも、首に巻いておいた方が良いと思います。後述しますが、タオルがあると冷却スプレーも使えます。
水と塩飴
大量に汗をかきますので水分と塩分は必須です。マリンフィールドは芝のため、水以外の飲み物が持ち込み禁止なので、水と塩飴を持っておくのが良いと思います。
余裕がある人は、水を凍らせて持ってくると暑さ対策にもなります。ちなみに、マリンフィールドの入口では、毎年凍らせたクリスタルカイザーを売ってるところがあります。
しかしちょっとお高いです。
フェスでの出費を抑えたい方は自宅で用意しましょう。
お金
1000円札と500円と100円を多めに用意すれば大丈夫です。
物販等で支払が楽になります。カード等は使わないので、安全のためにも持たない方が良いと思います。
私は普段使っているお財布をホテルの貴重品入れに置いて、小さながまぐちに小銭と1000円札を入れて持って行きます。フェス向けの小銭入れなんかも売っていますので、事前に用意しましょう。
保険証のコピー
体調が悪くなってしまう場合があるので、これは持っておいた方が良いです。原本は無くすと困るので持って来ない方が良いでしょう。
ちなみに喫煙者の方は、こういった身分証明書があるとMarlboroブースでサンプルをもらえたりしますよ!
Suica、PASMOなど
会場近くの駅は切符なんて買ってられないほど激しく混みます。なので、必ずチャージして持っておきましょう。どうしても切符を買う必要がある人は、行きに買っておくと良いと思います。
レインコート
その時の天気次第ですが、雨が降りそうなだったら持っていきましょう。会場では買えません。
また、無くしてもいいように百均のものなどにするといいですね。リュックごと装備できるポンチョタイプがオススメです。
他にサマソニであると便利なもの
続いて、無くても問題ありませんがプラスαで持っておくと安心・安全・便利なものについても紹介していきますね。
防水のスマホ(携帯)ケース
汗や放水で濡れてしまうことがあるので、ケースに入れておくと良いです。
日焼け止め
汗で流れてしまうので、何度も塗り直しが必要です。かなり日差しが強くて火傷みたいになりますので、持っておいた方が良いと思います。
ウェットティッシュ
汗でべたべたして気持ち悪い時や、食事の時などにあると嬉しいです。
ジッパーのついたビニール袋
チケットやらタイムテーブルやらを入れておくと濡れなくて良いです。
冷却スプレー、冷えピタ
暑さ対策に持っておくと便利です。スプレーは、タオルに吹きかけるだけで氷ができるタイプの物もあります。ただし、他人に迷惑がかかるので、周りに人がいないか確かめてから使いましょう。
絆創膏、常備薬
思いがけず怪我をする場合もありますので、持っておくと良いです。痛み止めのような常備薬もあると困らないと思います。
フットケアグッズ
帰ってからの話になりますが、用意しておくと翌日かなり楽です。おすすめは休足時間!特にツボ刺激ジェルシートがおすすめです!
折りたたみイス
いわゆる将軍イス、とも呼ばれるリュックにひっかけて携帯できるような小さいイスですね。
基本的にベンチは埋まっており、座りやすい所は埋まっています。立ちっぱなしは疲れますし、待ち時間の時にも使える場所であれば積極的に活用していきましょう。
まとめ
ここまでサマソニ参加前に押さえておきたい、初心者必見の持ち物などについて紹介していきました。
フェスは盛り上がって楽しいですが、一つ誤れば楽しくない思い出になってしまいます。そしてその原因は他でもない自分になることだってあるのです。
しかしきちんと準備をしてマナーを守れば、フェスは本当に楽しいイベントなんです。
できるだけ多くの人が、フェスで良い思い出を作れるよう祈っています!
あと、大事すぎて書きませんでしたが…。
チケットは絶対忘れちゃダメですよー!
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