今年も早いものでもう5月!フジロックまであともう少しとなりました。
チケットの申し込みや、宿泊先の確保など着々と準備が進んでいるかと思いますが、その中でも特に忘れてはいけないのが雨対策です。
ベテランフジロッカーにとっては『当たり前』のことかもしれませんが、初めて参加しようと思っている人や、まだまだ野外フェスに行き慣れてない人にとってはそんなに頑張らなくてもいいだろうと思ってしまいます。
そもそも何をどう用意すればよいのか分からなかったりする場合もありますよね。
そこで今回は、最低限準備しておくべき物から、本気の装備まで、雨でもフジロックを楽しむためのグッズをご紹介したいと思います。
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フジロックで雨対策が重要な理由
私が初めてフジロックに参加した時に、ベテランのフジロッカーからまず最初に言われたことは、雨対策をしっかりしておくことでした。
なんと言っても野外ですから、雨に降られる可能性があることは想像できたので、せっかくのフェスだし派手めのポンチョでも買って、あとは適当な雨具でも持っていけば大丈夫だろうと思っていたのです。
しかし・・・その認識は甘いと言われてしまいました。
なんでそんなに念を押して言われたのかは、実際に参加してみて嫌と言うほど味わうことになりました。
実はフジロックって、雨に当たる確率がものすごく高いフェスなんです。
私が初めて参加した年は、3日間ずっと雨でした…。しかも山の天気は変わりやすくて、突然バケツをひっくり返したような雨が降ることも珍しくありません。
苗場の年間の降水量を見ると、7月が一番多くなっており(積雪量の多い冬季は除く)、梅雨時期の東京都内よりも多い統計が出ています。
引用元:time-j.net
また、平野部と山間部では気圧も違うため、天気予報で新潟県が晴れマークだったとしても、山の上ではどしゃ降りなんていうこともあるので油断ができません。
そして雨が降ることによって、地面はぐちゃぐちゃになり、気温が下がり…と、色んな影響があるので、その対策も必要になってくるわけです。
では実体験をまじえて、必要と思われるグッズの紹介をしたいと思います。
フジロック雨対策に必須!レインウェア編
まず一番に必要なのは、雨に濡れないためのレインウェアです。
上下に分かれているレインスーツタイプや、フェスの定番ポンチョなど、さまざまなタイプがあるので、自分に合ったものを選ぶと良いと思います。
おすすめ雨対策グッズその1.レインスーツ
レインスーツとは、ジャケットとパンツの上下にわかれたタイプのレインウェアのことを言います。
きちんとした装備で行きたいのであれば、絶対にこのタイプのレインウェアをおすすめします。
おすすめポイントその1:動きやすい
ただでさえステージ間の移動距離が長く疲れやすいフジロック。雨が降っていても、思う存分音楽を楽しむには、動きやすさはかなり重要なポイントです。
おすすめポイントその2:暖かい
実際に雨のフジロックを体験してみて思ったのが、7月後半なのに、夜になると暖かい「もつ煮」が食べたくなるほど寒いということです。
山の上の昼夜の気温差は激しいですから、雨ともなると余計に寒さを感じますので、防寒具としても有能です。
おすすめポイントその3:雨を防いでくれる
隙間が少ないので、他のタイプのレインウェアと比べると防水性能は高いです。
よくおすすめされるのがゴアテックス (Gore-Tex)という素材を使用したものですが、防水はもちろんのこと、透湿性が高いので、蒸れにくく乾きやすいのが特徴です。翌日もまた使用できれば、荷物が少なくて済みますね。
ただ、ゴアテックスを使用したものは結構高価です。
各メーカーさんから、ゴアテックスに代わる素材のものも発売されているので、店員さんと相談しながら確実なものを検討するのが良いと思います。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) RAINTEX Flight(レインテックス フライト)
おすすめ雨対策グッズその2:ポンチョ
ポンチョは、頭からかぶって、すっぽり身体を覆うタイプの雨具です。
やっぱりフェスと言えば派手なポンチョを想像する人が多いかもしれません。ただ、レインスーツと比べると、縫い目から水が入りやすいので、どしゃ降りのような雨だと、中に浸透してしまうことがあります。
あと、足元までフォローできないので、気になる人はズボンタイプの物を併用して使うと良いかもしれません。
おすすめポイントその1:荷物が濡れない
頭からすっぽりかぶれて横幅に余裕があるので、背中の荷物までしっかりカバーしてくれます。
おすすめポイントその2:少し暖かい
上でも書いたように、山の上は寒暖差が激しいので、風を通さないポンチョのようなビニール素材は防寒具になります。
ただ、実際使ってみた感想ですが、袖口や足元が大きく開いているので、しっかりくるまった状態じゃないと寒さを感じるかもしれません。また、レインスーツに比べて蒸れやすいです。
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おすすめポイントその3:可愛い
なんと言ってもポンチョの魅力はその可愛さです。
各メーカーから様々なデザインのものが発売されています。色とりどりのポンチョが雨の中揺れている光景は、野外フェスならではだと思います。
(コロンビア)Columbia ベッドフォードIIウィメンズポンチョ
フジロック雨対策のおすすめグッズその2.靴
次に大切なのが靴です。
会場のほとんどの道が山道なので、疲れない事が一番なのですが、雨が降るとぐちゃぐちゃになったり、水たまりが多くできたりします。
また、ステージの前の地面は人に田んぼのような状態になっている場合もありますので、しっかり撥水加工してある靴を選ぶことが大切です。
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トレッキング(ハイキング)シューズ
まずおすすめしたいのが、MERRELL(メレル)やKEEN(キーン)の物が有名ですが、撥水加工のトレッキング(ハイキング)シューズです。山歩き用に作られているので、フジロックには最適のアイテムだと思います。
おすすめポイントその1:疲れない
他の靴を履いたあとに履き替えてみるとよく分かるのですが、本当に楽です。びっくりするほど違います。
タイムテーブルによっては、かなり長距離の移動を強いられますので、できればトレッキングシューズで参加した方が良いと思います。
おすすめポイントその2:多少の雨なら大丈夫
上のレインウェアの項目でも紹介したゴアテックス (Gore-Tex)を使用しているものであれば、多少の雨でもはじいてくれますし、すぐに乾いてくれます。
ただ、ハイカットの物であっても、足首程度までしか高さがないので、深い水たまりや、田んぼ状態の地面だとちょっときついかもしれません。
MERRELL メンズ カメレオン5 ストーム ゴアテックス
長靴
雨と言えば長靴。どしゃ降りの時や、地面がぐちゃぐちゃの時にはかなり活躍してくれます。
ずっと長靴で歩いていると足が痛くなるのと、荷物が増えることが難点かと思います。そこでおすすめしたいのが、日本野鳥の会で販売している長靴とHUNTERのオリジナルツアーという長靴です。
おすすめポイントその1:濡れない
ひざのあたりまでカバーしてくれるので、もちろん雨の時は大活躍してくれますが、会場を流れている川で遊ぶときにも重宝します。
おすすめポイントその2:折りたためる
実はこの長靴は折りたたんで持ち運ぶことができます。
できる限り荷物を減らしたいフェスにはもってこいだと思います。最近では、他のメーカーでも折りたたみ長靴を販売しているようです。
その他あると便利な雨対策グッズ
他にもまだまだ雨対策にあると便利なものはたくさんあります!
あればこしたことはありませんし、ちょっとしたトラブルに対処できるとフェスでより快適に過ごせます。荷物の量と相談してぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
靴下の替え
Tシャツの替えはもちろんなのですが、靴下の替えも持っておくと便利です。
濡れたまま履いていると靴ずれができてしまったり、足が痛くなってしまいます。
歩くことが基本ですので、足をいたわるためにも替えがあった方が良いと思います。
できることなら、山歩き用の少し厚手のものが疲れなくて良いかもしれません。贅沢をするなら、シルクが混ざった素材のものが蒸れにくいのでおすすめです。
スマホ(携帯)の防水カバー
きちんとしたケース状のものから、100均で買えるパックタイプのものまで色々ありますが、雨に濡れて壊してしまった人も多いようなので、用意しておくと良いと思います。
防水スプレー
出発前、レインウェアや靴、その他テント等に防水スプレーをかけていくと思いますが、雨の量によってはもう一度必要になることがあります。
新聞紙
これがかなり有能で、濡れてしまった靴の中などに入れておくと湿気を取ってくれます。どしゃ降りの雨から帰って、翌日も長靴を履かなければいけなかったときに、かなり重宝しましたのでおすすめです。
まとめ
たくさん準備するものがあって大変だと思いますが、雨でもフェスを楽しむためには、きちんとした準備が大切だということが伝わったでしょうか。
具合が悪くなってしまったり、ケガをしてしまっては、せっかくのフジロックが散々な思い出になってしまいます。
まずは自分の身体を大事にするためにも、お財布と相談しながら、しっかりと対策をしてのぞむことが重要だと思います。
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