どうも!TGです。
有名テレビ番組が放送終了して久しいですね。
そうです。劇的ビフォーアフターです。あの番組、ときどき匠の遊び心が行き過ぎて結構アウトな建築も出てきたときがありましたが、毎回夢があっていい内容だと思っておりました。
しかし…最近番組内で異変が起こったためか、今後は特番での放送になってしまったんです。。
毎週なんとなくやっているのを、なんとなく観ている番組ランキングに入るこの番組。本当の放送終了原因を探ってみたら、意外なことが分かりましたので記事にてシェアしていきます。
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ビフォーアフターが放送終了した本当の原因は?
リフォームって、夢があっていいですよね。
家の傷んでいる所をただ単に補修するのではなく、いままでの概念を覆したり、まったく新しいライフスタイルを送れるような素晴らしい建物に生まれかわったりするもんですから。
その感動をお茶の間で楽しめるのが、「劇的ビフォーアフター」だったわけですが、突然放送終了となり今後は特番での放送がメインとなってしまいました。
理由はなんなのか?調べてみるとします。
表向きには「東京オリンピックや震災の復興関係で、人員を確保するのが難しかった」とあります。しかし、もっと他の問題もあったと思います。
それは何か?と原因を紐解いてみたところ、どうやらクライアントさんからの訴訟問題ではないかなと思ったわけです。
過去には訴訟問題も起こった?
「劇的!ビフォーアフター」の名に相応しいほどの変身を見せる家ができていく一方で、時には失敗もありました。
それは、クライアントさんの意図に反する設計や施工をしてしまった事などですね。
今までどんな事案があったかという所ですが、
- アキレス腱を切る家問題
- 狭小住宅に巨大家具問題
- CAFEBOW問題
- 丸太切断問題
筆者の知る限りでは、これらの問題があったと認識しています。
これじゃあ、大改造ビフォーアフターというよりかは魔改造ビフォーアフターです…。
アキレス腱を切る家問題
結構大きな問題でした。
この案件では、家の中に「巨大な段差」がある家として当初は紹介され、段差の解消の仕方が問題視されていました。
通常、段差があるのなら土台部分を嵩上げしたり、スロープを付けるのが基本的なやり方だと思います。しかし、この時の現場を担当した匠はというと
「あえて段差を残した」
という、ファンタスティックすぎる選択をしてしまったのです。
もちろん段差は残ったままで、従来70cmぐらいあった段差を収納付きの階段にしたのですが、それでも階段の段差は35cm。「子供も危ないのでなんとか解消して欲しい」というクライアントさんの要望をことごとくスルーしてしまったんです…。
これによって一時はその見た目の良さからも評価を得られたのですが、事態は急変。
なんとご家族の方が段差を踏みはずすトラブルが発生し、アキレス腱を断裂するいう大事故になってしまったのです…。
これを受け、もともと要望を満たせていなかったこと、空間を安全に設計する設計士としてあるまじき行為をしてしまったことにより大問題となりました。
狭小住宅に巨大家具問題
これは…たしか海外の物件でした。
イス一つ置くのもはばかられる超狭小の住宅に、丸い超大型のソファーを置いてしまったのです…。どれ位大きかったというと、ルンバを10倍ぐらいのサイズにしたようなソファでした。
そのリビングの広さは6畳ぐらいしかなかっただけに、かなりスペースは犠牲になるハメに。クレームが起きた物件としても有名だった記憶があります。
CAFEBOW問題
これは、国内の物件ですね。
自宅のリフォームでクローゼットが新設されたまでは良かったのですが、なぜかその上の壁部分には「CAFEBOW」の文字が。CAFEは喫茶店、BOWは弓ですが、これにはどんな意味があったのかというと
- CAFE: クライアントさんがカフェ巡りが好きだったから
- BOW: クライアントさんの名前が真弓さんという方だったから
という超安直な発想からクルものでした。パネェ…。
「カフェ好きならお家でカフェを再現して…」みたいな発想になるのはありだと思いますが、完璧実用性無視で壁にモザイクタイルを貼るのはいかがなもんでしょう。しかもクライアントさんの出したお金です。
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丸太切断問題
これも結構大きな事案でした…。
新婚のご夫婦との二世帯住宅をこしらえるためのリフォームだったのですが、リフォーム実施後の反応がすこぶる悪かったのです…。
また、工事前の物件では、おじいさんの大切にしていた丸太が映されていました。
たぶん、その丸太についてはそのままにしてもらいたかったのだと思いますが、匠が遊び心発動で丸太を輪切りにして庭先にコンクリートで埋めるという大暴挙に。
その丸太を含め、建物内の出来上がり具合にもおじいさんはキレてしまい「誰が作ったんだこんなの」みたいな怒りの言葉がそのままオンエアされていました。
それらの放送事故についてはネット検索したりするとすぐチェック出来るので、気になった方はチェックしてみてください。
参考画像 ビフォーアフターの放送事故
追加工事費の多さもネックに
酸いも甘いも、なるべくありのままを放送してきたビフォーアフター。もちろんいい物件もたくさんありましたが、その裏で訴訟問題があったのも事実です。
さっきお話したとおり、
「想像しているものと全く違った(悪い意味で)」
というのももちろんあります。
しかし、それ以上に大変だったのが施工金額の問題だったんです。
番組内で施工金額は見積もりの時点で試算され、それを依頼者が負担するという形式で進んでいくのですが、場合によっては設計変更や設計士の自己満足のためだけに追加料金を請求されることもあったのだそう。
しかも、10万20万の問題ではなく、100万~400万円ぐらいの大金が動くような話です。見積もりのときとあまりにも乖離する金額…。
依頼者もたまったもんではありません。
現に何人かのクライアントさんは法律事務所を通し、現在も訴訟を展開しているみたいです。
一生に1度の買い物クラスの金額を払い、素敵な生まれ変わった自分の家を楽しみにしていたのに、気がついたら大金を払わされて、悪い意味で想像と違った建物を見せつけられる…なんとも悲しき話です。
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ビフォーアフターの次回放送日はいつ?
次回のビフォーアフターの放送日については現在のところ未定となっています。
まあ、変に番組を続けていっていきなり打ち切りとか、いきなり最終回になるよりかはマシだとは思いますが…。
毎週放送している番組なので、
結構な労力はかかるとも思いますし。
設計士の方のスケジュールとか、
職人さんの手配とかもカツカツで
結構大変だったと思います。
あとは、設計段階での、依頼者との綿密な打ち合わせの不足でしょうか…放送事故になった物件では完成までに何と2回ぐらいしか打ち合わせがなかったという噂もあります。
特番になるということは月に1回、もしくは1クールに1回となりそうなので、今まで毎週のように番組を見ていた人にとっては寂しいことでしょう。
しかし、
ここは製作期間にもある程度の時間的なリソースを割ける特番のほうが番組自体の完成度も高いと思いますし、番組に間に合わせるために品質よりも工期短縮を優先したり、みたいなことが減っていいかなと思いました。
まとめ
今回の突然の放送終了、びっくりしましたね。
意外と観ている番組なのですが、こうもいきなり打ち切られると勘ぐってしまうものです。
しかし、
家を買うぐらいの金額でリフォームなんて人生に1回あるかないかの話ですし、某料理研究家みたいな仕事をされてはたまったもんではないですよね!
劇的魔改造ではなく、どの現場もしっかり仕上げていただきたいと思ってしまいました。
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