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2016年のプロ野球ドラフト会議に先立ち、高校球児の中で最も大きい評価を得ているのが強豪ひしめく大阪府の中の強豪校の一つ、履正社高校の“寺島 成輝てらしま なるき”投手。

彼は183cm86kgという恵まれた体をもつ大型サウスポーで、新チーム体制ではエースで4番、主将というまさに履正社高校の「大黒柱」です。

彼が世間から注目を浴び始めたといっても過言ではない試合が2014年夏の大阪予選での準決勝。

敗戦ながら2回表から8回を1失点に抑えた大阪桐蔭戦(※)ではないでしょうか。
※当時森選手(現西武ライオンズ)擁するその年の春の選抜出場校

今年のドラフト注目高校生をこの記事で追っていきましょう。

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大型サウスポーらしいゆったりとしたフォーム

寺島投手の場合は大柄な体を生かし、ワインドアップからゆったりとしたフォームで投げているなぁという印象があります。

ただ、腕の振りは決して早くありません。

しかし彼の投げる球に打者は
ことごとく振り遅れの三振を
決まったように喫していきます。

ゆったりとした腕の振りなのに三振が取れる…投げる球にキレがある証拠です。フォームを見ても下半身の力を球に伝えられている投球ができていますね。

参考動画 → 寺島成輝のフォーム

高校野球では概ねテンポの早い投球を心がける投手が多くみられますが、彼はそういうステレオタイプの球児とは全く違った性質をもっているんですよね。

投球フォームもコンパクトにして
投げている投手が多いのが
高校野球の特徴の1つです。

そのため投球フォームもコンパクトにまとまっていますが、そういったフォームは平常時とピンチの時の間合いの取り方の違いから狙い球を絞られやすいといった短所もあります。

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一方で寺島投手の場合は、ゆったり投げてはいるのですが決して投球感覚が長かったりするわけではありません。捕手から球を受け、始動から投げきるまでの時間間隔も概ね一定です。

これは自分のフォームの“型”が確立されているからですね。

テンポも一定な上、直球と変化球でフォームや腕の振りにバラつきも見られないため、打者には「次何を投げてくる?」という迷いを与えます。

ここから伸びのある、キレの良いピッチングをされると圧倒的に打者が不利になってしまいます。

寺島成輝の多彩な球種と伸びのある速球

寺島投手はストレートを軸に
カーブ、スライダー、フォーク、
チェンジアップで投球を組み立てます。

現在のストレートの最速は148km/h。最後の夏の甲子園に向けて彼はストレートを磨いているとの話を耳にします。

未だ甲子園の出場経験のない彼が、同校の岡田監督への今年の年賀状に「150キロを出して甲子園に行きます」と決意をしたためたと言われているほど、今の彼は直球磨きに余念を欠かさないようです。

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大型サウスポーから150㎞/hの直球を投げ込まれたら並の高校生では打てません。このストレートに制球力が身につくことで他の変化球を活かしていきたいと考えたのでしょう。

また、彼はピッチングだけでなく、制球力やマウンド捌きも長けているとのこと。決して投げるだけの投手でないことが彼の素質の高さをうかがわせます。

スカウトもうならせる素材の良さ。中学校やシニア時代から伝説は始まってた!

小学生から硬式ボールを握り、中学生の時に敦賀気比高校(福井)のエース山崎投手らと共に世界大会優勝を成し遂げた寺島投手は、その頃からスカウトの注目の的だったようです。

ちなみに出身中学は茨城市立東中学校。
シニアは箕面(みのお)ボーイズで
中学時代は部活ではなく
シニアでの活動がメインでした。

高校に入り、結果は出ていないものの実績を着実に積み上げているその姿はプロ野球の各球団スカウトにも魅力的に映っているようです。

「高校No.1左腕」(巨人・益田スカウト)

「車なら大きなエンジンを積んで潜在能力はある。あとは勝ちきるところを見たい」(阪神・畑山スカウト)

「(2016年の高校生ドラフトは)寺島を軸に回る」(中日・米村スカウト)

「来秋の目玉候補なのは間違いない」(オリックス・内匠スカウト)

など、特に関西の球団を中心に、将来性の高い素材として認められていますね。

まとめ

高校に入って大舞台からは遠ざかっているものの、昨秋の大会でも36回を投げ45奪三振。

奪三振率11.25、四死球率1.0、防御率2.50と投手としては甲子園で活躍してもおかしくない実績を上げている寺島投手。

この大会での2回戦では5回参考記録ながら完全試合を。2015年の最後を締めくくる練習試合では京都の名門、京都正章高校を相手に9回を2四球のみのノーヒットノーランを達成するなど他の球児達を圧倒しています。

スカウト陣から挙げられる課題としては、おそらく筆者の読みでは「大舞台でのマウンド度胸」でしょう。

こればかりは甲子園に出場することが最低条件なので、ドラフト指名をつかみ取るためにも3年生最後の夏ではぜひ甲子園の観客席やテレビの前から寺島投手が見られるよう期待したいですね!

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