2016-09-08_131617

「すいませんでした!」と誠意を持って謝れば基本的には許してもらえた学生時代。

しかし、ミスや不祥事に対して相応の責任を取らされることもあるのがオトナの社会です。公務員による不祥事絡みのニュースで「××は訓告処分、○○は戒告処分」なんてよく聞く言葉なのではないのでしょうか。

ですが

「訓告」と「戒告」。

この2つの言葉、
意味は似ているようで
違うのかもしれませんが、
明確に説明することはできますか?

実際、どういった差や違いがあるのかわからない!という人も多いのではないのでしょうか。

今回はその違い、処分の内容、処分対象について考えていきましょう。

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訓告(くんこく)と戒告(かいこく)の違いは?

訓告と戒告について訓告は「訓示すること」、戒告を「戒めること」と字面から想像しますが、ズバリその通りです。実際に行われることは両者ともに程度は違えど、イメージとしては口頭注意的なものです。

実は訓告と戒告、口頭注意あたりの処分は言葉の意味は似ているのですが、実際の内容は異なります。

訓告と戒告を実際に
それぞれ辞書で引いて調べてみると、
このような結果となりました。

かい‐こく【戒告/×誡告】
[名](スル)
1 過失・失態・非行などを強く戒めること。「厳重に―する」

くん‐こく【訓告】
[名](スル)教え告げること。いましめ告げること。「全学生徒に―する」

参考元:http://dictionary.goo.ne.jp/jn/35816/meaning/m0u/
©NTT Resonant Inc.

このように両者とも「怒られる」「叱られる」ということが前提としてありますが、どちらかというと戒告のほうが強い注意のように感じますね。

もっと調べてみると、
戒告は公務員が受ける
懲戒処分のうちの1つとなり、
実質的な法的処分となる
ということが分かりました。

懲戒処分をおさらいするというものは次の5つがあります。

  • 免職←いわゆるクビ
  • 降任←降格処分、部長から平社員に落とされるイメージ
  • 停職←しばらく仕事をさせないよ
  • 減給←給料カット!
  • 戒告←厳重に注意、叱責される

免職、いわゆるクビなどある中で注意されるだけの戒告はずいぶん軽い処分といえますが、懲戒処分というものは6つの法律によって規定されている罰則になります。

ですので戒告は法的な処分の1つになります。

なので、似たような意味である訓告とは意味合いが大きく異なってくる処分になると言えますね。

懲戒処分に関する法律は
以下の資料を参考にしてみてください。

懲戒処分に関する法律一覧

 国家公務員法第82条

 自衛隊法第46条

 外務公務員法第3条

 国会職員法第28条~32条

 地方公務員法第29条

 裁判所職員臨時措置法

次に、

訓告・戒告の影響について
お話していきますね。

戒告のもたらす処分の内容

まず、戒告の処分内容は「本人の将来を戒めるために行う処分」というものが一つの基準としてあります。

公務員の中でも最も軽い処分とはいえますが、それは停職や免職と比較した相対的なもの。

れっきとした処分なので
当然給与や昇進の査定にも
少なからず影響します。

つまり、ざっくりと言うと「上司に叱られて将来に影響を受ける正式な処分」という感じになるのではないのでしょうか?

訓告も戒告も人事や賞与査定、
周囲の評価など働く上での影響は
当然あります。

が、

訓告の場合はその年度の
評価等にしか影響がでないことが
大きな特徴です。

戒告は懲戒処分の中では1番軽い処罰ですが、れっきとした処罰。

内部的な資料、外部的な資料両方に記載される正式なものになります。

同程度の人間を比べた時、やはり過去に懲戒処分を受けた人間を昇進させる人はいないでしょう。

なので戒告は軽い処分といえど、一生涯にわたって悪影響を及ぼすものになってしまいます。

では、戒告処分となるものには
具体的にどういったものがあるのでしょうか?

戒告処分の対象はどんなもの?

公務員の処罰に関しては一般的な会社の基準と同じような程度で決められており、箇条書きにすると以下のようなものが挙げられます。

  • 無断欠勤
  • 素行不良
  • 業務で使用する器具などを壊した場合
  • 官給品(国から支給されているもの)の盗難、破損
  • 秘密文章の配布

基本的にはこのようなものが挙げられます。

無断欠勤や勤務態度、
素行不良などは
相当ひどいものでなければ
戒告処分で済みます。

(ただ、これは職場によって大きく異なります。反省しているかも影響するでしょう。)

故意でなくとも
業務上のものを破損させたり、
盗難された場合も
戒告処分の対象になりえます。

たとえば自衛官の場合は、
迷彩服や制服の帽子の盗難も
対象となることがあります。

他にも、公務員ならではの取り決めとして業務上扱う文書には一般に公開してはいけないものなどが存在します。

自分が管理できる権限のない文書を閲覧したり、内容上公開してはならないものをSNSにアップロードした場合などにも戒告が適用されるケースがあります。

何気なく仕事場の風景を撮影した場合にも、撮影禁止区域であったり公開してはならない情報が写り込んでしまうだけで処分の対象になる事例もあるみたいなので、注意が必要ですね。

自衛隊であれば弾薬庫の写真を撮影してはならない、というのもあります。

また、

公正な立場でなければならない公務員独特なものとしては政治目的の書類の配布等が挙げられます。

それ以上の犯罪行為、放火や盗難、飲酒運転また秘密の漏洩などは戒告処分以上の停職、免職の処分が下されることになります。

まとめ

ここまで訓告と戒告の違い、懲戒処分について述べてきましたが、いかがでしょうか。

法的な処罰となるのが懲戒処分である戒告。そうでないものが訓告や口頭注意です。

また懲戒処分は5つあって
程度に関係なく記録に残るので
言ってしまえば一生ものとなります。

今後はニュース等で懲戒処分という言葉を聞いたら具体的な内容まで踏み込んで適切な処分であるか考えられたら良いですね。

くれぐれも懲戒処分の対象にはならないようにしなければなりませんね。

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