2016-05-10_163741

もうすぐ暑い夏がやってきます。

夏は熱中症に注意しなければならない季節ですね。毎年熱中症で倒れる方や亡くなる方などのニュースが流れています。

「エアコンがなくても扇風機で大丈夫!」と言いながら倒れて搬送される方は残念ながら毎年後を絶ちません。

平均気温は年々上昇傾向にあり、「昔はこうしていたから」と同じつもりでいては非常に危険なのです。

一言で熱中症と言っても症状は様々なものがあり、またその原因も変わってきます。気をつけていても小さなこどもやお年寄りは熱中症にかかりやすくもあります。熱中症の原因と症状を知り、対処方法を知っておいて損はありません。

ここでは熱中症の原因や症状、予防と対処方法、そして熱中症対策のオススメグッズを紹介していきます。これからの季節に向け、ぜひ参考にしてみてください。

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熱中症の原因と4つの症状

最初にお話しました通り、熱中症と一言でいっても症状によりさらに細かく分かれています。

熱中症には大きく3つの症状に別れ、

  • 熱疲労
  • 熱痙攣(けいれん)
  • 熱射病
  • 熱失神

という4つのカテゴリに分けることができます。

どれも原因は外気温の上昇にともなう身体の体温調節がうまく機能しないことによって起こる症状となりますが、熱中症のタイプごとにまずすべき応急処置や対処法は大きく異なります。

また、身体に及ぼす影響も違いがあるため、熱中症かどうか疑わしい場合には症状と照らしあわせて適切な処置が欠かせません。

では、それぞれの原因と症状について、名称や種類をおさらいしながらまとめていきます。

熱疲労

熱疲労とは、気温の高い場所で汗をかき、水分や塩分両方の補給が満足に行われていない場合に起こるものです。

熱疲労の大きな特徴として、水分だけでなく塩分不足に陥っている場合もあるということです。

また、熱疲労の症状としてはめまいや吐き気、倦怠感や疲労感、頭痛、そして体温が高くなっています。

程度にもよりますが、症状は「喉が渇いて熱くてだるい」といった軽いものから場合によっては昏睡状態になるような重い症状を引き起こすこともがあり、大変危険です。

熱けいれん

熱痙攣(ねつけいれん)は気温の高い場所で激しい運動や仕事を続け、大量の汗をかきながら水分「だけ」を補給していると起こりやすい症状です。

血液中の塩分が不足しているために、症状としては手足のつり、筋肉痛、そして筋肉のけいれんがあります。身体がピクピクと動くのが大きな特徴で、特に動かしている場所の筋肉に起こりやすく、痛みを伴うこともあります。

熱射病

熱射病は熱疲労の症状がさらに重症化したものです。

大量の汗をかいていたのにまったく汗をかかなくなり、身体の放熱が上手く行かずさらに体温が上昇していきます。あまりの体温の上昇により、中枢機能に異常が起こります。

つまり、病気で高熱を出した状態で汗をかけない状態になる事と同じ状況になってしまうのです。

症状としては発汗の停止や異常な高体温、意識障害、中枢機能障害、またそれによる多機能不全や昏睡もありえます。呼びかけや刺激への反応もにぶく、話しかけてもうまく答えられなくなったり、言動が不自然になる場合もあります。

熱射病は最悪の場合命を落とす可能性もあり、非常に危険です。

熱失神

熱失神は脳の血流が一時的に少なくなり、意識や身体機能に異常をきたす症状です。

急に気温の高いところで運動などを行うと、身体は体温を下げるために毛細血管を広げます。そのために本来身体へめぐるべき血液が足りない状況になり、結果脳貧血のような症状を起こすことがあります。

普段やらないような事を外で行う、たとえば運動会などで気をつけをしたまま整列するような状況で起こることも。

熱失神の症状としては顔色が悪くなる、一時的な失神、血圧の減少、平熱なのに汗をかき続ける、などがあります。

熱中症の症状まとめ

熱射病は特に危険ですが、どの症状も放っておくと悪化する一方なので速やかな対処が必要です。

熱中症は自覚症状が出た頃にはすでに症状が進行しているとされていて、たとえば暑さで喉の乾きを感じた時点ですでに熱中症にかかりかけているような状態になります。

日常的にこまめな水分補給を行い、本人の意識がはっきりしていない、自力で水分や塩分摂取ができない、症状が改善しないなどの場合はすぐに病院へ連れて行きましょう。

熱中症の症状別の予防・対処方法

先程お話した4つの症状について、予防方法や対処方法をまとめていきます。

熱疲労の予防、対処方法

炎天下での長時間の運動は控えること、また暑い場所に長時間いる場合は水分だけではなく塩分、ミネラルを補給することが予防に繋がります。スポーツドリンクや熱中症対策用の飴やラムネなどを用意し、定期的に摂取するようにしましょう。

またその日の体調にも左右されます。体調がすぐれない日は無理をせず、涼しい場所で過ごしましょう。

熱疲労が起こってしまった場合の対処方法は、体温を下げて水分・塩分を補給することです。

涼しい場所に移動してゆっくり寝かせ、水分や塩分を補給しましょう。熱疲労の場合はほぼこれで回復します。

熱けいれんの予防、対処方法

水分だけを補給し、塩分不足になったために起こっていますので、水分補給を水やお茶からスポーツドリンクなどにするだけでも予防になります。

塩分補給用の飴なども夏場にはお店でよく見かけます。水分と同時に摂るようにしましょう。

熱けいれんが起こってしまった場合はすぐに運動をやめ、涼しい場所に移動してスポーツドリンクなどの塩分も含まれた飲み物を摂りましょう。

しばらく安静にしていれば回復します。けいれんが起こった場所を伸ばしたり手足の先をマッサージするのも効果的です。

熱射病の予防、対処方法

予防方法としては熱疲労と同じように炎天下での長時間の運動は控えること、水分だけではなく塩分、ミネラルも補給することが1番です。

体調の悪い日は無理をせず運動をしない、少しでもおかしいと思ったら日陰の涼しい場所に行くことも大切です。日陰がない場合はつばの広い帽子や日傘を使いましょう。

熱射病が起こってしまった場合、一刻も早く対処しなければなりません。

救急車を呼び、待っている間も全身に水をかけたり濡れタオルで冷やしましょう。首筋や脇の下などの大きな血管がある場所を冷やすのも効果的です。また足を少し高くして寝かせ、足先や指先から少しずつマッサージを行うのも効果があります。

熱失神の予防、対処方法

熱失神は急激な体温の上昇が原因なので、こまめな水分補給や体温調節の出来る服装(着脱しやすい上着など)で予防できます。また、高温時の無理な運動は控えましょう。

症状が起こってしまった場合は、すみやかに涼しい日陰などへ行って休憩しましょう。

衣服はゆるめ、水分や塩分の補給を行います。ほとんどの場合これで改善しますが、吐き気があるなどで水分補給ができない場合は病院へ連れて行きましょう。

熱中症のオススメグッズ

夏になると熱中症対策、と言われるグッズがたくさん売られています。

その中でも、今回は特に効果的なオススメグッズをいくつかご紹介します。

暑さを和らげる予防グッズ

お手軽に暑さを和らげるグッズとして、ネッククーラーがあります。水で濡らし、首に巻いて使用します。

首を冷やすのは良くない、という話もありますが大切なのは首の後ろではなく横を中心に冷やすこと、急激に冷やし過ぎないことです。

なぜ横を冷やすのかというと、首の側面には頸動脈という首を通る太い血管が巡っているためですね。

多くの血液がここを通るため身体への瞬時の冷却効果が期待できる、ということです。

保冷剤入りのネッククーラーもありますが、水で濡らすタイプなら気化熱で冷ましますので冷た過ぎることはありません。長時間の運動や仕事時にも使いやすく、お買い求めしやすい価格なのも良いところです。

また、首にかける携帯型扇風機というものもあります。

電池で動かせ、首元や顔などピンポイントに風を当てて冷やすことができます。ちょっとした暑さを和らげるアイテムとして、とても重宝できます。

熱中症時に冷やせる応急グッズ

熱中症になってしまった場合は、基本的に身体を冷やす必要があります。

そんな時に嬉しいグッズが、叩いて冷やすタイプの瞬間冷却材です。

緊急時用として持ち運び、必要時には袋を叩くだけでひんやり冷してくれます。一度使用したあとは冷凍庫で凍らせれば保冷剤として使用することも可能なので経済的ですね。

また、冷却スプレーも効果的です。

服の上からスプレーして使います。肌に直接かけてはいけませんのでご注意ください。濡れたタオルにスプレーすればひんやりおしぼりを作れますので、とっさに身体を冷やさなければならない場合にもとても役に立つアイテムです。

熱中症の症状権限や水分補給に適したオススメの飲み物

熱けいれんのところでもお話しましたが、汗をかくからと言って水分ばかり摂っていると今度は塩分が不足します。

冷たい飲み物を一気に摂り過ぎても胃に負担をかけ、身体の調子を崩してしまいます。

夏場の水分補給にはポカリスエットやアクエリアスに代表されるスポーツドリンクが最適です。

スポーツドリンクは汗をかいたときに必要な塩分やミネラルなどを吸収しやすいように配合して作られているので、運動時や熱中症対策にちょうどいいのです。

そして、効果的な水分補給をするため飲み物の温度は5度前後が良いとされています。あまり冷たすぎてもお腹を壊す原因になりかねないので注意しましょうね。

あと、できれば水分補給としてスポーツドリンクを使用する場合には水で少しうすめて糖分を薄くすると、さらに水分補給に適した飲み物になります。

ほかにもここ最近で一気に広まり、どこででも購入できるようになった飲み物として「経口補水液OS-1」というものもオススメですね。比較的高価ですが、いざという時の飲み物としてベストな塩分量を水分と摂取することができます。

ただしOS-1は熱中症対策として売られているものなのでこれには塩分が一般のスポーツドリンクの2倍以上も含まれており、飲む場合には注意が必要です。

脱水症状や熱中症を起こした方へ飲ませるのは良いのですが、普段から飲むのはよくありません。

水分や塩分補給の必要なタイミングを図る方法ですが、「塩からい、しょっぱい」と感じるときは身体がそこまでの塩分を必要としていません。普通のスポーツドリンクで十分です。

塩分補給に適したもの

夏場になると、お菓子の飴コーナーにもたくさん熱中症対策と表示された商品が並びます。「塩飴」「熱中飴」など書かれてある通り、これらの飴は塩分補給にとても効果が高いのです。

飴は舐めるのに時間がかかる、または接客のためになめられないという場合、「塩分チャージタブレッツ」というラムネをオススメします。ラムネなら忙しい時にもぱっと食べて水分を補給し、すぐに戻ることができますね。

ここ最近は種類も増え、味もレモンやマスカット、グレープフルーツなど夏らしく食べやすいものが多いので、外出の際は常に携帯しておくのも良いと思います。

まとめ

熱中症は誰でも起こる可能性はありますが、小さなこどもやお年寄りの方はやはり可能性が高まります。

外出時には帽子を用意して塩分、水分対策を十分にしてからにする、家にいるときも無理にエアコンを我慢しないなど、しっかり熱中症対策を行っていきましょう。

また、熱中症はお年寄りの方などは特になりやすい傾向にあるので昔と今では事情が違うことを伝え、気をつけてあげましょう。

節約のためとエアコンを我慢して熱中症になる方もいますが、熱中症になってしまってからの医療費のほうが圧倒的に高くつきます。

不快な生活を我慢した上に結局節約にもならないなんてことになりかねないですし、熱中症は場合によっては命に関わるということもしっかり認識する必要があります。

無理をせずしっかり熱中症対策を行い、暑い夏を乗り越えていきましょう!

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